8月竣工予定の某企業本社ビルの設計検査へ行ってまいりました。


この建物が建つ敷地の特徴としては、前面道路である井之頭通りが建物が建つ敷地より1.2m程度高い位置にあった事です。
その高低差により井之頭通りからのメインアクセスであるエントランスの天井高さがどうしても低くなってしまうため、低天井の圧迫感を減免するためガラス張りで吹抜けの風除室を設ける事としました。
また緑化要件が厳しい土地柄であった事から1階では足りない分の植栽を屋上緑化として3階バルコニー部分に設けています。

しかし、この建物で一番こだわって設計した部分は「外壁」です。
この建物の外壁は「カットパネル」という仕様の外壁を採用しています。
鉄骨の建物を建てると外壁が金属パネルになる事が多いのですが一般的に使われているものは「曲げパネル」という仕様のパネルに成ります。
しかし曲げパネルを使うとどうしても建物のエッジが丸くなり建物全体がぼやけた印象に成る。
そこで使われるのが「カットパネル」という事に成りますが、金属の切りっぱなしのエッジが建物の印象をパキッとさせてくれるので凛とした印象を与える事ができます。
下は「曲げパネル」(左)と「カットパネル」(右)の外壁の比較です。

マニアックなこだわりかも知れませんがそんな部分で建物の印象は大きく変わってきます。